今日は、昨日と同じ豆(コロンビア スプレモトロヘ)を排気操作を変えて2度焙煎してみました。
焙煎の条件
1回目は昨日試したのとほぼ同じ火力、排気条件となるように操作し、2回目は火力は昨日と同じ方針で排気を2~3段階ほど強めの操作です。
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火力 |
排気 |
| 1回目 |
初期火力: 0.2kPa 火力up: 豆温度180℃で0.25kPa |
蒸らし: 1/O/10(150℃で30秒間全開) 焙煎: 3/C/10~段階的にup 排気: 10/C/10 |
| 2回目 |
〃 |
蒸らし: 3/O/10(150℃で30秒間全開) 焙煎: 5/C/10~段階的にup 排気: 10/C/10 |
※排気の「蒸らし」、「焙煎」、「排気」は、田口 護さんの『珈琲大全
』pp.90-93にある用語、「蒸らしダンパー」(投入~)、「焙煎ダンパー」(1ハゼ手前~)、「排気ダンパー」(2ハゼ以降)を借用しています。
焙煎の経過
1回目
2回目

考察
1回目、2回目とも初期火力はほぼ同じくらいの火力に設定したつもりなのですが、データにあるとおり2回目の焙煎では早い段階からカロリー不足に陥っています。
また、2回目の焙煎では豆温度と排気温度の差が早い段階から小さくなり、ダンパーを5まで開いた段階でクロスしています。これから分かるのは、2回目の焙煎は排気量に対して火力が小さすぎるということ。すくなくとも初期火力0.2kPaの設定では、1回目の排気操作が適切と思われます。ただ、初期火力を大きく取れば、2回目の排気操作でも適切な温度上昇カーブが描けるかもしれません。
うちの環境では、生豆投入口からの熱気の上がりがなくなるダンパー開度が3/C/10(主ダンパー3/10、補助ダンパー開、ファンスピード10/100)です。とすると、1回目のダンパー開度はニュートラルより閉じ気味、2回目のダンパー開度(3/O/10)はちょうどニュートラルあたりということになります(釜内の温度上昇によって生じる膨張圧がすべて排気管を通して開放される状態)。
つまり、1回目の焙煎初期は釜内に膨張圧(と水蒸気)がこもっている状態、2回目の焙煎初期は釜内と排気管の間を熱せられた水蒸気を含む空気が自然に流れている状態なんだと考えてもいいのではないでしょうか。
こうした前提に立って、1回目の排気が適切か、2回目の排気が適切かを考えてみると。。。2回目の排気の状態というのは、普通に手網焙煎をしているのと同様の状態なのではないかと思うんです。で、わたしの今までの手網焙煎の経験からすると、通常の手網焙煎では焙煎初期をゆっくり進めると味が抜けがちな結果(スカスカ)になり、早く進めると豆の水分が十分に抜けずに重い味だったり雑味のあるコーヒーになってしまう傾向があるんですよね。そのジレンマを解決するために、手網にアルミフォイルを被せたり、セラミック網を使ったりといった実験をやってた。んですよね。
そう考えると、今日の1回目がアルミフォイルを被せた手網、2回目がアルミフォイルなしの手網に相当すると言えるのではないでしょうか。このあたり、いろんな豆で実験してみる必要があるのかもしれませんが、とりあえず、1回目の排気操作のほうがスカスカにならず、重い味、雑味も出ない焙煎を組み立てる上では適切なのではないかという気がしています。
ちなみに、今回のカッピング結果ですが。。。どっちもちょっとスカスカ気味でした。ただ、嫌な渋味はなく、冷めると甘みがしっかり感じられるコーヒーにはなってました。まだ、経過を見てみないとなんとも言えませんが、後半の排気も強すぎるんじゃないかという気が少ししてます。
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