焙煎機の改造(改良)
焙煎機がうちにやってきて丸2週間。やっと焙煎機の操作にも慣れてきました。一通りの操作はこの焙煎機を譲っていただくときに教わっていたのですが、うちの排気方法がちょっと特殊なこともあって、しばらくは渋いコーヒーを量産して苦しんでました。が、どうやらそれもなんとか克服できたみたい。今日焙煎したコロンビアは、最高の出来とは言えないまでも、人に飲んでもらって恥ずかしくない程度(お金をいただけるほどではないですが)には、まともなコーヒーになったみたいです。
よりおいしいコーヒーにするための研究は今後もどんどん続けますが、このあたりで焙煎機を改良、改造したい欲求が出てきました。あ、焙煎機の基本設計自体は素晴らしいものです。改良、改造したいのは基本の焙煎機能に関する部分ではなく、今後、釜容量めいっぱいで連続焙煎した場合の操作性とかメンテナンス性、焙煎操作の問題点を後で分析するためのデータ記録に関する部分ということです。
このエントリでは、今までに改良した点、今後改良したい点を自分のためのメモとしてまとめてみたいと思います。
メンテナンス性に関する改良
- フロントパネルの着脱を容易にするための改良(済)
フロントパネルの取り付けネジを蝶ボルト+蝶ナットに変更し、工具なしでフロントパネルを着脱できるように改良(元々はビスナットで取り付けられていたので、最低限プラスドライバーが必要だった) - チャフ点検窓の掃除を容易にするための改良
チャフ点検窓のガラスの取り付けネジを蝶ナットに換えて、焙煎機が熱いときでも点検窓のガラスを外して付着したチャフを除去できるようにしたい - ドラム・フロントパネル間のクリアランス調整を容易にするための改良
焙煎機が熱いときでもドラムとフロントパネルの間のクリアランスをワンタッチで調整できるように改造できたらいいなあ(難しそう)
操作性に関する改良
- 小火力時の火力調整を容易にするための改良
300gの焙煎を何度か試してみて、0.1~0.3kPaあたりの小火力では、バルブの一番閉じた位置を使うために、バルブ開閉に応じてガス圧がダイレクトに変わってくれないことに難儀しました。バルブを開いているのにガス圧が下がって、さらに開くと一気に上がってしまったりということが起こって、調整が難しい。今のバルブの後(微圧計側)に直列に副バルブを設けることで、主バルブで0.5kPaとかに設定し副バルブで0kPa~0.5kPaの調整をするようにできないかと考えてます。
データ記録に関する改良
- 排気温度計の取り付け(着手済)
元々排気温度計は設置されていなかったので、豆投入ホッパーからセンサー(熱電対)をドラムまで差し込んで、位置を変えながらキレイなデータを取れる位置を調べてました。ここ数回の焙煎で排気温データがキレイに取れる位置がほぼ確定できたので、フロントパネルにドリルで穴を開けてきちんと固定できるようにしようと思います。 - 釜温度計の取り付け
釜本体の蓄熱状態をモニタできるように、外気温、ドラム内の熱風の影響を受けにくい位置に釜温度を測定するためのセンサーを取り付けたい。 - ダンパー温度計の取り付け
ダンパー通過後の排気温をモニタしてドラム出口の排気温と比較することで排気の状態を知る手がかりになるのではないかという気がしてます(仮説)。試みに排気ファンの手前辺りに熱電対を仮設置してデータを取ってみたいと思ってます。 - 比較温度計の取り付け
ドラム内の左右の空間の温度を調べることで、豆の乾燥具合を知る手がかりになるかも、という話がFコーヒーさんのホームページにあって、一度実験してみたいと思っています。ただ、うちの小さな釜だとキレイなデータは取れないかも。 - 焙煎データのリアルタイムモニタ・記録システムの構築
温度、排気操作、火力(ガス圧)調整などの焙煎データをリアルタイムでPC上でモニタ、記録できるシステムを作りたいと思っています。具体的には、4chまたは8chのデータロガーを購入して(今は2chのデータロガーをRS-232経由でノートPCと接続してデータロガーに付属のソフトで温度データを記録してるんだけど、操作性が悪い。。。)、RS-232経由でPCと接続し、PC画面上に温度データをリアルタイムに表示しながら記録していくシステムを作りたいと考えています。1分間あたりの温度上昇率の推移や6秒ごとの温度上昇値を元に今後1分間の温度上昇推定値を表示するとか、焙煎中に操作の参考にできる情報を見やすく表示できるようにしたいな。
調査事項
- ダンパー開度、排気ファンスピードと実際の排気流量の関係
うちの焙煎機のダンパーは、円盤型の板を回転させて排気量を調節する仕組みです。これってダンパー目盛りと実際の排気流量は正比例の関係になってないと思います。また、排気ファンのスピード設定、中間ファンの影響もあるので、そのあたりも含めて実際の排気流量がどのように変化するのか一度きちんと客観的なデータを取ってみたいと思っているんですが。。。知識がなくてどうやったらいいのか。
いろんなアイディアが湧いているんですが、どこまで実用になるのか、ほんとに実現可能なのか分からないのもいっぱいです。今後、ゆっくり調べてみます。そうそう、こういうアイディアの多くは、Fコーヒーさんのホームページを読んでると浮かんできます(完全パクリなのもありますし)。あそこのホームページは毒かもしれません(笑。ウソです。いつも勉強させていただいてます。ほんとうにありがとうございます。
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コメント
うひゃあ、改良案すごいですね!こちらも温度計については何の温度を測っているのか微妙なので、取り付け位置ならびに温度計自体を変えたいなあ、と思っています。一応、理系の出身なのですが工作がとても苦手なのが問題です^^;
投稿: sheaf | 2007年5月31日 (木) 23:54
>sheafさん
ここ数日は、sheafさんのブログに啓発されていろいろ勉強になりました。まだ、今までのデータも検証し切れていませんが、今の段階ではこんな風に考えてます。
・蒸らし工程の継続時間は焙煎量によって調整する必要がありそう(わたしがやったような1kg釜で300gくらいの焙煎量だとあまり時間をとりすぎると豆の乾燥しすぎて、後半の焙煎工程でハゼが早く進みすぎる気がしてます。豆の水分量も影響すると思います)
・焙煎工程は1ハゼと2ハゼの間隔が適切になるように火力を設定する必要がある(1ハゼと2ハゼの間隔が短すぎる焙煎で渋味が出ていた気がします)
今後、豆の種類を変えたり、焙煎量を変えたりして検証していかなければと思いますが。
豆温度計は、うちのも半分くらい排気温を計っている気がしてます。sheafさんの温度データとハゼ温度が近いですもんね。このあたりは、一度釜のフロントパネルの代わりに透明のアクリル板か何かを取り付けて、焙煎のときの釜の中の状態(豆がセンサーにどれくらい触れているのかとか)がどうなっているのか調べてみたいと思ってます。
うちで使っているようなデータロガーがあると温度記録は自動でできるので結構便利ですよ。
投稿: でんでん♪ | 2007年6月 1日 (金) 00:45