カテゴリー「フェアトレード」の5件の記事

2008年4月14日 (月)

『おいしいコーヒーの真実』

こんにちは。マダム でんでん♪です。

『おいしいコーヒーの真実』という映画が、5月31日から渋谷アップリンクで公開されるらしいです。内容はエチオピアでのフェアトレードプロジェクトを扱ったもののようです。イベントもいろいろ予定されているみたいなので、こちらも要チェック。

このサイト、4月4日にオープンしてるみたいですね。フェアトレードコーヒーを中心に品揃えしようと思っているのに、今頃気付くなんて。。。ちょっと遅すぎ。わたしは絶対に見に行きますよ!

コーヒー産地の様子なども詳しく紹介されると思うので、コーヒー好きな方は是非見に行ってみてくださいね♪

↓予告編

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2007年12月 8日 (土)

PARC東ティモール報告会

こんにちは。マダム でんでん♪でございます。

昨日は、東ティモールの独立前後の混乱期から、東ティモールの人たちの自立のための活動を行ってらっしゃるNGO、アジア太平洋資料センター(PARC)さんの現地スタッフ帰国報告会に行ってきました。

まず、東ティモールの今年のコーヒーですが、雨季の終わりになかなか雨が降り止まず、結実が遅れ収穫量も例年の1/2以下と作柄が良くなかったようです。今ちょうど2007クロップが陸揚げされたところということなので、サンプルが入手できるのは来年に入ってからになるそうで、コーヒーの味のほうがどうだったのかはこれからですね。

報告会は、東ティモールマウベシ郡での生産者組合の立ち上げ、組織化を支援する活動を現地でしてこられた現地スタッフの方のレポートを中心に進みました。

まず、東ティモールの独立前後の混乱期からの歴史的経緯が簡単に説明され、東ティモールでのコーヒー栽培の実情、マウベシ郡コーヒー生産者組合(COCAMAU)の取り組みの実際が手際よくレポートされました。当日いただいた資料と、わたしのメモに基づいて、簡単に報告会の内容をレポートしようと思います。

東ティモール独立~現在の経緯
1975年

  • 宗主国ポルトガルの政権弱体化(カーネーション革命)に伴い、脱植民地化の動きが本格化
  • インドネシアが内乱の鎮圧を口実に全面侵攻

1991年

  • サンタクルス虐殺事件。インドネシア軍による無差別発砲で数百名が死傷
  • 独立を問う国民投票を実施。独立への歩みが軌道にのる

2002年

  • 憲法制定
  • 東ティモール民主共和国として「独立」

2006年

  • 議会の混乱、治安の悪化

東ティモールのコーヒー

歴史的経緯

  • 東ティモールでは、ポルトガル植民地時代にコーヒー園造成が進められ、自生していた白檀(サンダルウッド)とともに主要な輸出作物となっていた
  • 1890年代にさび病が発生し、おもだった種は絶滅。アラビカとロブスタの自然交配による変異種Hybrido de Timor(Arabustas)が生き残る
  • インドネシア占領下では、NCBA(National Cooperative Business Assosiation)がコーヒー生産者の組織化(ティモール・コーヒー組合: CCT)を進め、コーヒー事業を展開

栽培、精製処理

  • 栽培方法は、バナナなどをシェードツリーとして配した、コーヒーガーデン。ポルトガル植民地時代にコーヒー園造営、自生の白檀伐採が大規模に行われており、森林栽培ではない
  • 収穫前後のみコーヒー生産に携わる複合栽培。コーヒー生産に携わるのは年間55日程度
  • 水へのアクセスが悪い地域も多く、ナチュラル(非水洗)方式による精製が一般的。パーチメントの質は全般的に低い
  • チェリーのままCCT(NCBA)に買い取られるコーヒーも多い

マウベシ郡コーヒー生産者組合(COCAMAU)の取り組み

  • マウベシ郡のコーヒー農家を5つの地域グループに組織化
  • 2007年現在、組合への参加農家は約200世帯
  • 精製処理は共同加工場で行う(ウェットミル~パーチメントまで)
  • 一般的な水洗方式。パーチメントコーヒーは天日干乾燥
  • 有機JAS認証を取得
  • 老化したコーヒーの木の「台きり」(カットバック?)による再生の技術指導
  • 組合員の女性を組織して養鶏のためのマイクロクレジット事業を展開(現在20名)
  • 識字教育事業を展開(250名)

東ティモールでは、NCBAが関与するCCTが農民の組織化を行ってきたが、上からの組織化の色合いが強く、農民の立場からは組合を形成しているという意識は乏しく、買い付け業者の1つという意識が強い。PARCでは、COCAMAUを農民の自律的な組織として根付かせることに腐心している。

内容盛りだくさんで駆け足の発表だったので、メモもところどころ不確かなところがあるんですが、できるだけ正確に再現してみました。最後に一番生々しくて印象に残った数字を挙げておきます。

東ティモールの生産者がコーヒー生産から受け取るお金

  • チェリーのまま仲買人に販売 -> 244.28ドル
  • ディリ(CTC)にパーチメントを持ち込み -> 274.47ドル
  • パーチメントを組合を通して販売 -> 347.68ドル

これが東ティモールのコーヒー農家の「年収」なんです。。。
いろいろと考えさせられた2時間でした。

ちなみに、CCTのコーヒーはスターバックスが買い付けているそうです。そして、もちろんフェアトレードラベル認証取得済みです。PARCの焙煎豆の販売価格は200gで600円前後。スターバックスは250gですが1200円前後でしょうか。フェアトレードラベル運動の功罪なんてことも考えさせられます。フェアトレード運動っていうのは、ほんとに微妙な問題をいっぱい抱えていて、ラベルがあれば全部解決なんてことにはならないんじゃないかと。「事件は現場で起きている」ってことですね。

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2007年5月11日 (金)

フェアトレードについてさらに考える

フェアトレードについて考えてたら、ちょくちょく覗かせていただいているブログで「最近のエチオピアについての気になるニュース」って記事を見つけました。

スタバ VS エチオピアですか。この話、ぜんぜん知りませんでした。表面的にはスタバ VS エチオピアですが、オックスファムがエチオピア政府の後押ししてたんですね。正直、こういうスケールの話って、わたしのような下界に生きる人間にはよく分からなかったりします。

片方のオックスファムは、イギリスのNGOで非常に古くから飢餓問題に取り組んでいる団体です。もう一方のスターバックスはグローバルに展開するロースターですが、フェアトレードにも積極的に取り組んでいるイメージがあります。

検索してたらThe Economistに掲載された"Storm in a Coffee Cuo"という記事を翻訳した「スターバックス VS エチオピア」ってページを見つけたんですけど、これによるとスターバックスの方が正しかったのかな?とも思えます。でも、「事業のやりやすい法体系を構築してもらい、ちゃんとした財産権も確立して、エチオピア農民たちが自助努力で貧困脱出できるようにしたほうがいいだろう」なんてところを読むと、これってまるまるそのままグローバル企業の言い分そのままじゃん?って思えてしまうんですよね。また、「この商標の話も単に政府が歳入を増やしたいだけで、コーヒー農家には何も行かないのではないかと怪しんでいる」なんてことも書いてあるけど、エチオピア政府が十分に信用できないにしろ、第3世界の政府はどこも債務超過で世界銀行やIMFの勧告を受け入れざるを得ない構図がある(そして世銀やIMFの政策にはグローバル企業の言い分がほとんどそのまま反映されてたりする)現状では、生産国の政府の歳入が増えるだけの結果に終わってしまうとしても、現地の窮状を改善できるという見通しをオックスファムは持っているのかもしれない。

そんなことも考えながら、オックスファムの主張スターバックスの抗弁を読むと、どっちの言ってることにも一理あるなと。最終的にスターバックスが折れた裏にはややこしい政治的な駆け引きなんかがあったのかもしれないけど、そんなことはわたしのような下界の人間には分からないことなんですよね。。。

「フェアトレードについてさらさらにに考える」に続く(多分)

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2007/5/11 10:20 追記

記事の中で紹介した「スターバックス VS エチオピア」のページにリンク貼るのを忘れてました。肝心なところが抜けてて申し訳ないです。大変失礼しました(記事中にもリンク追加しました)。このページは、オープンソースコピーレフト関連の翻訳で有名な山形浩生さんのサイトの一部で、このほかにもフェアトレード関連でいろいろ興味深い記事の翻訳が載ってたりします。たとえば、「「買い物かごで投票?」 よりフェアトレードの部分を抜粋」って記事など、フェアトレード運動の負の側面を考える上で重要な視点を提供してるなあと思います。

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2007年5月10日 (木)

伝えることのむつかしさ

先日、「笑顔をつなぐコーヒー」というエントリで少しフェアトレード(このWikipediaの定義には相当違和感を覚えますが、、、)のことに触れました。エントリの中にはフェアトレードという言葉は書きませんでしたが、あれを書いたときに念頭にあったのはフェアトレードのことでした。

その後、フェアトレードやオルターグローバリゼーション関連の本を読んだりして、少し勉強してました。「笑顔をつなぐコーヒー」で紹介した『なぜ世界の半分が飢えるのか』の著者、スーザン・ジョージさんの『オルター・グローバリゼーション宣言』だとか、フランスの有名ニュース・キャスター、ジャン・ピエール・ポリスさんの『コーヒー、カカオ、コメ、綿花、コショウの暗黒物語』、イギリスの飢餓救済NGOでフェアトレード運動にも深いかかわりのあるオックスファムが出したレポート『コーヒー危機』のほか、日本のフェアトレード団体のブックレットなどを立て続けに読みふけっていました。相当に斜め読みだったので、まだ未消化のままだったりしますが、自分の中ではフェアトレードの必要性について、一定の理解はできたかなと思います。わたし自身、ネットショップを開業して運営していく中で、何らかの形でフェアトレード運動に貢献していきたいと考えています。

ただ、ネットショップを利用してくださるお客様にどうやってフェアトレードというものを伝えていったらいいのか。そんなことを考えています。チャリティーのような偽善的な伝え方に終わらせるなら、フェアトレードに関わるべきではないと思ってます。自分の中で未消化な部分も多いこともあって、まだまだ具体的な形が見えてきません。

とりあえず、今考えていることをブレインストーミング的にメモしておきたいと思います。

  • フェアトレードは「貧者」に対する慈善事業ではない
  • 産地での生きる環境を守る運動が、消費地での生き方を豊かにすることに直結するような運動であるべき
  • お客様にガマン、不便を強いるビジネスはビジネスとして成立しない
  • フェアトレードをマーケティングの道具に使うような行為は世間さまに対する裏切りである
  • フェアトレードだからと言って、おいしくないコーヒーを高く売ることはできない
  • ゴミ粒級ロースターの蝸牛の宿としては、少量多品種でないと食べていけない
  • ライフスタイル提案型でコーヒーに限らず、いろんな角度からフェアトレード産品を紹介する(多品種)
  • 産地の現状、フェアトレード団体(NGO、企業)の取り組みを分かりやすく伝えることで、橋渡しの役割を果たす

あー。ヘタレなブレインストーミングですね。もうネタ切れ(笑。そもそも、お店やろうと思ってる人が、こんな頭の中のぐにゃぐにゃをブログで公開していいの?って気もするのですが、(中途ハンパに)モヒカン的エートスなわたくしと致しましては、こういうのもありかなと。

相当カラミにくいエントリかと思いますが、「なに間抜けなこと書いてるんだ」みたいなツッコミなどいただけるとうれしいです。ただし、「アフィリエート貼ってんじゃねー。ボケ」みたいなツッコミはお断りしております(笑。

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2007年4月29日 (日)

笑顔をつなぐコーヒー

コーヒー、おいしいですよね。
って、いまさら当たり前のことを。。。
このブログを読んでくださってる方は、みなさんコーヒーに取り付かれた方たちばかりなので、いまさら言うまでもないことです。

わたしもコーヒーが大好きで、知らないうちに手網焙煎なんて始めて、ついには自家焙煎豆のネットショップ開業を考えるようになってしまいました。まだまだ焙煎した豆の種類は少ない未熟者ですが、産地、農場によって味が違うんだーってことに驚かされました。どうせならおいしいコーヒーが飲みたいです。

でも、味(品質)のほかにずっと前から気になっていたことがもう1つあります。わたしがおいしいコーヒーを飲んでいるその向こう側で、誰かが苦しんでいるんじゃないかってことです。コーヒー豆の相場は一時期大暴落して、生産者の生活が苦しいという話は何度も聞いたことがありました。また、学生時代に読んだアグリビジネスが世界の半分を貧困に陥れている実態を論じた、こんな本のことも頭の中にありました。

わたしが一杯のおいしいコーヒーを楽しんでいるその向こう側で、飢えに苦しむ人たちがいるとしたら、わたしはそのコーヒーを心からおいしいとは思えません。トレーサビリティ、生産者の顔が見える農産物、これは消費者の安全を守るためだけでなく、生産者の生活を守るためにも大切なことだと思います。

生産者との信頼関係に基づいた取引を行っている業者、団体から仕入れたコーヒー生豆を焙煎して、ほんとうにおいしいと言えるコーヒーを売りたい。そんな考えから、今、コーヒー生豆の仕入先を探しています。すでにいくつかの業者さんから生豆を取り寄せてみました。まだ焙煎はしてませんが、今後、少しずつ試していきたいと思ってます。

「笑顔をつなぐコーヒー」をキャッチフレーズに、がんばってみようと思います。

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